あーとらいふのススメ

これからの時代、IOTやAIなどデイ四次産業革命が一層進展します。一方、急激な変革の中でこれまで以上にメンタル面でヒトへの影響が懸念されます。 生活にアートを取り入れながらワクワクする快適な生活に向けてお役に立つブログにしたいと思います。

リスク管理

夢(志)や目標実現させるうえで、将来のリスクやその備えについて考えておくことは重要です。
予測できない死亡や病気、災害や事故などによって想定していた資金計画がくるい、生活設計全体に悪影響が及ぶこともあります。
このような経済的損失や不利益を被る可能性(リスク)を認識し、その損失の程度を把握して対処方法を考えておくことを「リスク管理」と言います。リスク管理は、生活設計をより確かなものにするために欠かせない要素です。

一方、企業におけるリスクマネジメントとは、想定されるリスクを分析し、損失等の回避又は低減を図るプロセスをいいます。これを個人のリスク管理として、以下手順を記載してみました。

  ①リスクの発見および特定:何がリスクなのかリストアップしてみる

→②リスクの算定:そのリスクが金額にしてどのくらいか算出してみる

→③リスクの評価:その金額をベースにリスクの大きさを確認する

【具体例】
・死亡リスク:①家計を支える者が死亡した場合→②残された家族の状況によって
は、億単位の金額が必要→③リスク大

・物損リスク:家の倒壊、自動車破損→家の倒壊(5,000万~)、自動車破損(100万~)→リスク大・中

※自然災害リスクを考える場合、今住んでいる場所が安全であるかどうか把握しておく必要があります。
住まいの場所の安全汚確認(ハザードマップ
https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/pamphlet/pamphlet.html

・障害リスク: 病気やケガ→入院非日額1万円×60日=60万~(世帯主の死亡時を考え)家族それぞれで別契約にすべき→リスク中

・損害賠償リスク: 日常生活中で他人へ賠償責任を負った→状況によっては億単位の賠償になることも→リスク大

・介護リスク: 両親が介護状態になった→介護内容にもよるが、介護期間10年で考えるても2000万~→リスク大

・長生きリスク:年金不足による老後費用→2000万~

・情報漏えいリスク: PC、スマホへの個人情報が外部に漏洩した→預金、カードの損害→リスク大

・訴訟リスク:人権問題・離婚等の訴訟費用 など→(100万~)


→④リスク対策の選定:リスクの大きさから、何でリスク対策を講じるかを決める
上記のリスクが発生した場合、そのリスクが及ぼす影響を把握し、事前に対策を講じることで、危機発生時の損失を極小化することができます。

リスク対策には、以下2つ日大別されますが、自分にあった手法で対策を講じておく必要があります。


1.リスクコントロール
リスクコントロールとは、損失の発生頻度と大きさを削減する方法で、以下4つに分けられます。

・リスクを回避する:リスク発生の原因となる行動・状態を中止する

例えば、自動車事故というリスクを想定した場合、自動車に乗るのを止め、電車で目的地に行く。外出するのを止めるなど、自動車事故を引き起こす車を運転すると
いう行動を回避するということです。

・リスクを制御(防止・軽減)する:損失の発生頻度や損害額を最小限に抑える

例えば、料理をしている際に、万が一、出火してしまった場合でも、近く消火器を置いておいて、慌てずに消化できるように日ごろから訓練しておき、被害を最小
限に食い止めるということです。

・リスクを分離する: リスクの発生の原因となる行動・状態を分散する
例えば、家計の収入を支える人の死亡リスクを想定した場合、共働きで収入の手段が2通りにしておくということもるので、経済的な影響度は、軽減できます。
企業であれば、社長と副社長が同時に遠距離移動する場合、飛行機を別便にしたり、一方を新幹線にすることもあります。

2.リスクファイナンシングは損失を補てんするための金銭的な手当てをする方法で以下の2つがあります。
・ リスクを移転する
: リスクの発生が貯蓄で補えない高額な損害に対して、負担を他人(保険会社)に移転する 「保険」という仕組みがあるのです。

・リスクを保有する
:リスクが発生したときの場合に備えて、前もって貯蓄をしておくことをいいます。病気で入院して手術する費用を貯金で賄う場合がこれに該当します。

ただし、リスク対策を講じても全てのリスクに完璧に対応できるわけではないということを頭に入れておけねばなりません。