あーとらいふのススメ

これからの時代、IOTやAIなどデイ四次産業革命が一層進展します。一方、急激な変革の中でこれまで以上にメンタル面でヒトへの影響が懸念されます。 生活にアートを取り入れながらワクワクする快適な生活に向けてお役に立つブログにしたいと思います。

弁護士相談するときのポイント

どうしても、避けられないトラブルに遭遇し、自分では解決できない状況にまで追い込まれることもあります。精神状態も普通ではなく、冷静に正しい判断や決断ができなくなってしまうのでしょう。

例えば、最も信頼すべき夫婦間が最悪になり、「離婚を考える」こともあるでしょう。

信頼できる第三者がいて相談できたとしても、最終的に法的対応が避けられなくなった場合、正しい判断は弁護士に委ねることが賢明です。弁護士にも専門分野がありますので、弁護士選定は重要です。では、どのように弁護士を選べばいいのでしょうか。


1. 感情的に行動してはいけない
離婚の理由は、配偶者の浮気、暴力、モラハラ、性格の不一致と様々ですが、感情的になって十分な準備もしないまま離婚届にサインをしないことです。
離婚成立までには、思った以上に時間がかかる場合があります。このような場合、事前に専門家の弁護士に相談し別居するという選択肢もあります。
また、冷静になって離婚をさける選択肢も考えてみてはどうでしょうか。お互い違った環境で育った二人が生活するのです。結婚前までは、良いところしか見えてなかったものが、悪いところが見えてくるわけです。お互いの存在に感謝し助け合っていかねばうまくいわけがありません。相手の考えじっくり聴いて、お互いの思いを尊重し合うことが大切です。それでも離婚が避けられないと思ったらやむを得ません。ただ子供がいる場合、子供の人格形成や将来において、離婚した方がいいかどうかは重要な判断基準になります。子供にとって何が一番大切内容からかじっくり考えましょう。


2.今後の生活設計を立ててみる
専業主婦の場合、離婚後の生活設計を考える必要があります。
公的扶助として、①児童扶養手当(月4~5万)、児童手当(月0.5~1.5万)程度です。
これに親権を持った方が、①養育費、②生活費が算出されますが、これだけでは生活は厳しいのは言うまでもありません(もらえてもトータルせいぜい20万程度)。配偶者の収入減や退職等があった場合も想定しておかねばならず、自ら仕事に従事することを考えておく必要があります。また、子供の教育資金や自らの老後までのライフプランを立案し、考えるゆとりがない場合は、専門のFPに相談するのがいいでしょう。


3. 弁護士選びのポイント
法律や弁護士業界(弁護士の能力・実績等)をよく知らなくても確認すべきポイントはあります。自力で解決できないような事案が発生したとき、最終的には弁護士相談となります。一方、なかなか相談できる弁護士が身近におらず、弁護士の能力や実績を見極めて弁護士を選ぶことは難しいのが実情です。では、どのようにして弁護士を選べばいいのでしょうか?
(1)まず第一に日本弁護士連盟のホームページ上に弁護士情報サービス「ひまわりサーチ」があります。ここで該当する専門分野の弁護士を検索し、いくつかの弁護士を選択します。

(2)選択した弁護士を比較して弁護士選定する場合、①弁護士の能力・実績、②取扱事件,解決事例,弁護士費用などについて,相談者・依頼者の誤解を招かないように、できる限り分かりやすく具体的な説明をしていることが、有効な判断基準になります。つまり、相談者・依頼者側(顧客)の立場で親切・丁寧、かつ弁護士の誠実最性が伺えるかが重要なポイントです。 少なくとも,裏付けのない「〇〇専門」,「〇〇に強い弁護士」,「解決実績〇〇件」,「〇〇を解決しました」などの謳い文句は本気にしない方がいいでしょう。

弁護士によっては、ホームページがある弁護士は参考にしましょう。
(2)次に、注意しなければならないのは、何の裏付けもない抽象的な「実績」や「解決事例」は参考にならないということです。ホームページ上の実績や解決事例を参考にしたいというのであれば,客観的・具体的な記載があるかどうかが信用できるかどうかの目安になると思います。
一方、ホームページ上に解決事例がよく吟味して法律事務所を選んだとしても、自分が依頼しようと思った弁護士ではなく、同じ法律事務所に所属する他の弁護士が事件を担当したのでは何の意味もありません。
その法律事務所にどれだけ多くの弁護士が所属していたとしても,実際にあなたの事件を担当する弁護士は1人(多くても数人)です。弁護士の仕事は、基本的に個々の弁護士に委ねられた個人的な作業であり,事件解決の良し悪しは担当弁護士の手腕にかかっています。その法律事務所に所属する多数の弁護士が一丸となってあなたの事件を解決してくれるわけではありません。特に多数の弁護士が所属する法律事務所に事件を依頼する場合には注意しましょう。

(3)弁護士へのアポイント方法

忙しい弁護士にアポウントを取る場合、事前の印象付けも大切です。また、面談費用は(中には紹介費用無料もありますが、)通常1時間10,000円が相場です。

事前に伝えられる情報は伝えたうえで、面談に臨む方が無駄もなく、弁護士も面談に備えた準備もしてくれるでしょう。弁護士3名くらいに絞って、以下のような簡単なメールでアポイントを取りましょう。くれぐれも、面談は1余裕を持って日1件くらいで予定を入れましょう。

①<簡単な挨拶>
「突然のご相談で申し訳ございません。」
<自己紹介>
住所、氏名、年齢、仕事内容等

「私は○○在住の○○です。年齢は、○○です。現在の仕事は○○です。
<相談の目的>
・ 背景(弁護士相談に至った関係者との概略説明5W1Hで)
・ 問題点(何が最大の課題か)
・ 着地点(どうしたいのか)
※文書内容の再チェック
・主語・述語はキチンと一致しているか。
・一つの文書は、長くなってないか。
・誤字脱字を避けるために(音読してみる)

4. 弁護士面談時の重要な選定ポイント

面談に際しては、上記内容に加えて、①これまでの経緯(時系列)、②質問事項等を箇条書きで結構ですので纏めておきましょう。

さて、以下は最も大切な弁護士選定のポイントです。
① 質問に分かりやすく答えてくれる
相談者に配慮して、分かりやすい言葉で説明してくれる弁護士は、依頼後も丁寧に接してくれる。
② 見通しをきちんと伝えてくれる
例えば、離婚が成立するか否か、親権は取れそうかなど、たとえ相談者の期待に反しても、見通しを伝えてくれることがチェックポイントです。
③ 費用について説明してくれる
依頼したときにかかる費用(着手金、報酬金)について、説明してくれることが重要です。口頭でなく見積書の作成依頼をしてもいいでしょう。
④ 依頼したときに委任契約書を作成してくれる
依頼内容、受任の範囲、費用、解約する場合等について、契約内容が記載された委任契約書を締結するとトラブルを防止できます。
⑤ 相談者が望む結果を得られるような戦略を提示してくれる
相談内容から状況を分析し、相談者が望む結果が得られるよう戦略を提示してくれる。
⑥ 自分と相性の合う弁護士を選ぶこと
最終的な判断基準は「この弁護士なら信頼できる」と自分自身が思えるかどうかです。大切なのは、気持ちを受け止めてくれるだけでなく、冷静な法律家として相談内容を分析・整理してくれることです。


5. 弁護士相談する際の注意点
大切なポイントは、①自分がどうしたいのかをしっかり伝え、理解してもらうことです。自分は離婚したいのか、したくないのかをハッキリさせること。②現在の状況や金銭面の含めた希望を明瞭簡潔に伝える。③他人に話すことに抵抗がある内容でも、隠さずに正直に話すこと。弁護士は守秘義務があるので、依頼人に不利になることは決してしませんので信頼して相談しましょう。