あーとらいふのススメ

これからの時代、IOTやAIなどデイ四次産業革命が一層進展します。一方、急激な変革の中でこれまで以上にメンタル面でヒトへの影響が懸念されます。 生活にアートを取り入れながらワクワクする快適な生活に向けてお役に立つブログにしたいと思います。

「怒り」対処法

「アンガーマネジメント」なるものを受講した。

アンガーとは、「怒り」、ここでいう「マネジメント」とは後悔しないことだそうだ。

つまり、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようにすること。

 

以前、心理学を勉強したときに人間の行動は2つしかないと聴いた。

それは、愛と恐怖の2つであり、イソップ物語の「北風と太陽」の、旅路の心理のようなものだ。

 

そもそも、「怒り」とは人間にとって自然な感情の1つであり、怒りのない人はいない、無くすことも不可能であるのこと。

何故なら、「怒り」は身を守るための防衛感情だからで、攻撃されたり侵害されたときに身を守るための動物的な本能だからだそうだ。

 

では、怒りが問題となのは、どういうときか。

①強度が高い(強く怒りすぎる)

②持続性がある(繰り返し怒る)

③頻度が高い(カチンとくることが多い)

④攻撃性がある(傷つけたり、壊す)

 

怒りは、第二の感情(氷山)といわれ、水面に出ている氷の部分だそうだ。

つまり、水面下に隠れている原因(不安、嫌だ、苦しい、辛い、心配、寂しい、悲しい、虚しい、罪悪感、後悔など)が小さくならないと、怒りも小さくならないそうだ。

つまり、これが第一次感情。

 

では、どうしたら怒りをコントロールできるのか。

これは、反射的「怒り」であく、6秒待つようにすることだそうだ。

具体的手法としては、イラっときたら、怒りの温度をはかること。

10点満点で今何点怒ってるよ」と言ってもいいそうだ。

因みに、10点の怒りとは殺意「やっちゃう」レベルとのこと。

 

では、私たちを怒らせるものの正体は何か?

誰か、出来事か?

どちらでもない!

実は、この正体は、理想と現実のギャップにあるとのこと。

会社、上司、子供、男性、女性、親、ルール、時間などなど、こうあるべきだ!

怒りが生まれるメカニズムは、

出来事→意味づけ→怒り

どう意味づけするか!

現実的でないなら変える必要がある。

 

思考コントロール

つまり、①許せるゾーン、②まぁ許せるゾーン、③許せないゾーンの基準を明確にしておくことだそうだ。

このゾーンは、人によったり、気分によって変化する場合が怒る方にあり、怒られる方は何が合うとか分からない場合がある。

よって、この基準を合わせて変えないことが大切である。

基準は、厚労省のいってるものであっれも会社ルールであってもいい。

分かり易い例で、10時集合に対して、何分までが許せるゾーンか。

Aさんは10分前、Bさんは10分遅れが許せるゾーンだったとした場合、この差は20分ある。

 

「叱る」を再定義すると、

主目的はリクエストであり、感情ではない。

例)報告期限に「何故、報告してこない」××

  報告が遅れることで、部のメンバーのみならず、会社の責任問題になりかねない。〇

 

叱る時のNG態度

・機嫌で叱る (ルール、基準で叱る〇、機嫌や人によって基準を変える×)

・人格攻撃  (事実、結果、行動、行為、ふるまい〇、思い込み、人格、能力、性格×)

・人前で叱る (一対一、フェイス・トゥ・フェイス〇、つるし上げ、見せしめ×)

・感情をぶつけるリクエストを伝える(リクエストを伝える〇、感情を伝える×)

 

叱る時のNGワード

・過去を持ち出す言葉(前から言ってるけど、何度も言ってるけど)

・責める言葉(なんで?、なぜ?、どうして?)

・決めつけの言葉(いつも、絶対、必ず)

・程度言葉(ちゃんと、しっかり、きっちりと)

 

上手な𠮟り方

・基準(叱る時の基準が明確であり、納得性が高いこと)

・リクエスト(リクエストが具体的で明確であり、そのリクエストに応じた行動の評価ができること)

・表現(相手を責めない穏当な表現、態度、言葉遣いであること)

 

上記3点を意識して、自己改善していく必要がある。